3月24日、18時10分から、W杯アジア最終予選の、オーストラリア戦が始まります。
日本が勝てばW杯出場が決まる試合です。引き分けでも、3月29日のグループ最下位のベトナムに勝てば引き分ければ出場が決まります。
一方、オーストラリアとしては、グループ2位になるためには、是が非でも勝たなければならない試合です。
この試合についての展望を書こうと思います。
両チームの状況
先程も書きましたが、日本としては引き分け以上でほぼW杯出場が決まります。
一方、オーストラリアは勝たないといけない試合です。
心理的には日本有利の戦いとなります。
戦力差
ライバルの戦力低下
この最終予選を通して特に感じたことが、日本以外の国は以前よりチーム力が落ちていることです。
かつては、オーストラリアにもケーヒルやキューウェルなど、簡単には止められない、抑えられない選手が一人か二人はいました。しかし、今はそのような選手はいません。
個の守備力が高まった日本代表
一方、日本代表は、攻撃面では中田ヒデ、本田や香川のような強烈な選手はいませんが、守備面では吉田や富安、遠藤など、1対1で勝てる選手がそろってきています。
多くの選手が海外でプレーすることにより、代表全体が個で戦えるチームに成長したと感じます。
これまで戦ったサウジアラビアにも、オーストラリアにも、個の力で翻弄されることはほぼ無かったと思います。
日本の選手レベルは、今の予選リーグの中で明らかに頭一つ抜きん出ているのは間違いないです。
それゆえ、今の順位にいることは不自然であります。
それが森保監督への批判につながっていると思います。あまりよろしくないことですが、選手選考や選手交代、試合内容を観るとそうなっても仕方がないかなと感じています。
コンディション
今回の日本代表で最も心配な点はこのコンディションです。
特に海外組が多いので、長距離移動になりますし、練習機会も少なくなります。コンディショニングが非常に難しいと思います。この点はかなりのマイナスになりかねません。
ケガによる欠場
また、富安、古橋に続き、酒井、大迫とケガが続き、さらに先日、前田も体調不良で辞退が発表されました。
最も痛いのは酒井の欠場です。オーストラリア相手に肉弾戦と高さで負けないサイドバックの欠場は大きな不安要素です。
また、引き分けでもOKなこの試合については、得点力は低いがボールを収められ、高さが有り、守備にも走れる大迫がトップに最も適した試合でした。しかし彼も出場できません。
フィジカルと高さで日本は不利な状況に立たされていると思います。
オーストラリアはコロナにより3名欠場
一方のオーストラリアも、中盤の主力であったアーバインとムーイと、さらにもう1名がコロナのため欠場です。また、ケガが1名、監督もコロナのため試合には参加できないと思われます。
お互いに、サブの選手層が試される状況となっています。
日本の戦い方
これまで、消極的な戦い方を繰り返してきた森保監督ですが、オーストラリア戦だけはその戦い方でいい試合です。
いつものメンバーで戦い、得点はできなくとも、固く守って引き分ければ良いからです。
しかし、酒井と大迫の離脱でその手腕が試される状況になりました。
予想スタメン
私の予想スタメンは、ケガの二人以外はいつものメンバーです。
右サイドバックは山根、トップは浅野と予想します。個人的にはトップは林を押したいのですが、このプレッシャーのかかる状況のため、森保監督は浅野の経験を優先すると思います。
浅野も前から走って守れる選手なので、悪くないと思います。
この試合に限って言えば、とにかく失点を避ける戦い方を最優先することが大切だと思います。
試合の行方は?
勝たなければならないオーストラリアが、正攻法でパスを繋いで攻めてくれれば、日本が勝つ可能性が高くなると思います。
逆に、オーストラリアがしっかりと守り、ロングボールでフィジカル勝負を選んで来ると日本としては厄介な展開になると思います。
守備重視の戦い
いずれにしても、MFとDFには強度を高く守る意識が最も必要です。FWについても、前からのプレッシャーやパスコースの限定は必須事項です。
守備重視で戦っても、日本にも決定機は何度か訪れるはずです。そこで決めれば自ずと勝ちが見えてくると思います。
MFから後ろは守備重視とし、得点を取りに行くとしてもFWの選手の交代で済ませ、後ろの守備力は落とさない戦い方が適していると思います。
万が一先制された場合
最も避けなければならないのは先制されることです。
しかし、万が一先制された場合は、時間を考慮してではありますが、左WGに三笘、トップに、迷いますが林を投入でしょうか。
久保も使いたいところですが、今の久保は状況に適したプレーができないため、守りを固めたオーストラリア相手には使いづらい選手です。 → 久保建英 マジョルカ vs レアル・マドリード 第28節
試合終盤に吉田がスクランブルでトップに入るような状況だけは避けて欲しいです。
引き分け以上の結果を信じて
以上、不安要素はいくつかありますが、無事引き分け以上の結果が出ると予想します。
また、可能性は低そうですが、もし中谷が出たらがんばって欲しいです!
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