スタメン:今日も攻撃的な布陣です。守備が心配でした。
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— 名古屋グランパス / Nagoya Grampus (@nge_official) April 13, 2022
🏆YBC #ルヴァンカップ GS第4節
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JリーグYBCルヴァンカップ・グループステージ第4節🆚名古屋グランパス
— サンフレッチェ広島 公式 (@sanfrecce_SFC) April 13, 2022
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広島も台所事情は厳しいようです。勝ちたい試合でしたが。
前半:想像の上をいく352システムで先制
長谷川監督の攻撃的スタメンに毎回心配していましたが、この日はシステムで守備面への手当をしていました。
広島はこの日も前からプレッシャーをかける戦い方です。
非常に効果的だった3-5-2システムと前からの守備
守備面が心配だった名古屋ですが、3-5-2システムを採用し広島をしっかり抑えます。
柿谷、マテウスのツートップ、右ウイングバックが森下、左ウイングバックが相馬、左IHに長澤、右IHに阿部、中央が稲垣、3バックが右から宮原、藤井、丸山でした。中盤3人は若干違うかもしれません。
弱点だったサイド、サイドバックの裏を、相馬と森下の両ウイングバックで塞ぎ、中盤の人数も増やし広島の攻撃をしっかり受け止めます。
名古屋は後ろのDFが余りながらも、中盤とサイドに穴ができて崩されることが多かったので、かなり効果的なシステム変更かもしれません。
復帰戦の丸山を先発で起用し、さらに先日の試合で多くのミスを犯した藤井を3バックの中央に使う大胆さ。長谷川監督の起用にはいちいち驚かされます。
インテンシティ、デュエルの強さはまだまだですが、心配していた柿谷も含め全選手しっかり走り、高い位置からプレスをかけ、広島に自由な攻撃を許しませんでした。
マテウスと柿谷の連携で待望の先制点ゲット、1点リードのまま前半終了
そして、マテウスと柿谷のワンツーから、マテウスが先制ゴール。柿谷のすばらしいスルーパスとマテウスの決定力で、私は想定すらしていなかった先制点です。
後半、スタミナを管理しつつしっかり守れば勝てる流れでしたが。。
ただ、その中でもジュニオール・サントスだけは、十分に止めきれず特に注意が必要でした。
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後半:あくまで攻撃的に攻めた結果の逆転負け
後半、まだまだ油断はできません。最近の名古屋は後半に崩れることが多いです。
狙われた左サイドの守備。2失点で逆転
互いに前からの守備をかけあい、やや広島が優勢に試合を進めた中で、広島のシュートを宮原がハンドしてしまいます。
50分、PKを決められ、同点です。
この失点時の一連の流れの最初のシーン、ウイングバックの相馬が前に守備へ上がった裏を広島の選手がスイッチして、名古屋左サイドの奥を崩しました。ここでは長澤が相手をフリーにしてしまいました。
2失点目の、仙頭がスイッチについていかずに崩されたシーンとほぼ同じシチュエーションです。
マンツーマン気味に前からプレスにいく場合の守り方が徹底されていませんでした。
また、1失点目のシーンでは、名古屋右サイドへ回されたあとの守備も人数が余っているのにかかわらず、激しくデュエルしてボールを取りに行かないためにシュートを許してしまいました。
普段の練習から、選手がマンツーマン気味に連動して動いて、パスコースを消していくこと、激しくデュエルしてボールを奪うこと。それができていないから、名古屋の守備が崩され続けているのだと思います。
ビルドアップ時のパスミスから宮原の退場
そして55分、広島の前からのプレスに対して、名古屋はダイレクトパスを使ってビルドアップを試みますが、柿谷が不用意にパスミスを犯し、そのカバーで宮原がファウルを犯し、退場です。
互角の展開の中、これで試合が決してしまった感がありました。
まず柿谷ですが、以前から、ビルドアップ時の危機管理ができていません。危険なパスを危険な場面で選択するクセは改善して欲しいです。ビルドアップを助けるプレーは効果的なのですが。。
そして、宮原。カードを1枚もらった状態で、危ないプレーが必要なシチュエーションではありませんでした。このあたりの状況判断はできるようにしてほしいです。
交代カードを使い切るも、得点できず
長谷川監督は一人少ない状況でしたが、攻撃的な選手交代でした。結果、得点には至らず、失点し負けてしまいます。
58分、阿部、藤井OUT→吉田、中谷IN
相馬、長澤、柿谷などスタミナが心配だったので、藤井に1枚使うのはもったいない気がしました。
吉田、中谷、丸山で3バックは継続です。
63分、マテウスOUT→仙頭IN
広島のプレスがハマりつつあるなかで、相馬が2回連続でパスミスです。相馬はスタミナ的にも心配な状況でしたが、不安が的中しこのあと失点へとつながりました。
80分、長澤、柿谷OUT→甲田、金崎IN。最後まで攻めの交代でしたが、得点にはつながらず。逆に84分、先に書いた、名古屋左サイドでスイッチでかわされ、2点目を許します。
試合所感:はっきりと見えた光明と改善点
3-5-2で改善された守備
これまで、名古屋のサイド、サイドバックの裏は明確な弱点として狙われていました。また、中盤の守備強度も低く、パスを自由に回されることが悩みのタネでした。
この日は、3-5-2にすることで、ウイングバックとインサイドハーフでサイドでの数的不利を作らせず、安定した守備を見せました。また、DFラインに無駄にあまり気味だった選手が1枚中盤の守備に回ることで、全体の守備バランスが格段に向上しました。
丸山の戦線復帰
負傷からの復帰戦でしたが、十分に戦える姿を見せてくれました。
攻撃力のあるツートップによる速攻で得点
名古屋の得点は柿谷の技術、マテウスの決定力が見事にマッチした得点でした。決定力のあるマテウスをトップに置く方が、得点力は上がりそうです。3トップでは前の連携が取れなかったので、2トップはしばらく試してみる価値があります。
3-5-2のサイドの守備、スイッチへの対応
この日、失点に関係した、サイドでの2対2の攻防のシステム的な動きの構築不足。広島に見事につかれましたが、チームとして共通理解が必要です。
後半のゲームプラン、攻撃的すぎた選手交代
長谷川監督は攻撃面を重視しすぎていると感じます。一人少ない状況も重なりましたので、失点しない戦い方もときには必要と感じます。
また、ここ数試合、後半に失点し負けるパターンができつつある気がします。名古屋と対戦する相手が後半に勝負をかけてきている可能性があります。
交代を含めたスタミナの管理も必要になってきていると感じます。
いい守備こそが、強いチームにつながる
この試合、3-5-2で前からしっかり守れた前半は強くなる可能性を感じました。
マンツーマン気味に前から当たり、インテンシティを高め、デュエルでボールを奪う守備が構築できれば、それだけで上位にいけるはずです。
本当にレベルの高いプレス戦術の構築を、長谷川監督にはお願いしたいです。
開幕前から書き続けていますが、はっきり言って攻撃はその後でいいです。
プレスでボールが奪えるなら、その瞬間が自動的に攻撃チャンスになるからです。
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