名古屋グランパス、ビルドアップの致命的問題点

グランパス

長らく放置されている、サポート不足。

名古屋グランパスの、攻撃時のサポート不足。

これはおそらくJリーグ開幕時からの伝統だと思います。

相手チームが前線からプレスをかけてくる今の時代、これは致命的な欠点です。

守備面の問題点については、以前のブログに書きました。

名古屋グランパス、5バックの功罪:横浜FC戦より

横浜FC戦、グランパス守備の何が問題だったか?

サポートについても、これまでの記事で何度も書いてきましたが、横浜FC戦でも改善されなかったので、今回書きます。

ボールを奪っても、誰もパスコースを作らない

名古屋ディフェンスががんばり、ボールを奪いました。

さあ、これから攻めるぞ!

というときに、周りの選手は「我関せず」とばかりに、突っ立っている光景、よく見ませんか?

それに対して、プレスをかける相手チームの選手のほうが、連動して動いていることが多いです。

これで、ビルドアップできると思いますか?

名古屋の選手全員が、相手選手2~3人、ドリブルで簡単にかわせるほどハイレベルなら、ビルドアップできるでしょう。

相手チームの前線からのプレスに対抗する対策は立てているか?

まるで、チームとして、組織的にビルドアップすることを放棄しているかのような印象を受けます。

アグレッシブさはどこへ?

組織的なプレスが当然のごとく流行っている今の時代に、全く対応できていません。

チームの方針に疑問符がつきます。

周りの選手がパスコースを作るから、ビルドアップが成立する

ビルドアップの上手いチームは、ほぼ例外なく、ボール保持者の周囲の選手が、パスコースを作るために連動してサポートに動いています。

相手チームの守備のプレスのレベルが高いほど、ボールをつなぐためのサポートの動きの速さ・質・量もレベルの高いものが求められます。

チームとして、組織としての、ハイレベルなサポートの動き無くして、ビルドアップは成り立ちません。

ビルドアップを放棄するなら、最低限代替案が必要

チームとしてビルドアップを放棄するなら、最低でも代替案が必要です。

基本方針として、「相手チームの両サイド奥へ蹴り込む・誰かがそれを追いかける」というルールを、チームとして優先事項にするなど。

しかし、これって、何十年も前の、レベルの低いサッカーやってたことです。

日本最高峰のリーグで、仮にも優勝を目指すチームが、目指すべき方向性ではないと思います。

名古屋グランパスの、攻守における組織力

以上、昨年から、いや、もっと前から特に気になっていた点を、3回にわたって書きました。

わかりきっていた結論ですが、名古屋グランパスの組織力は、Jリーグの中でも、低い方だと感じます

個人の力に頼って戦っているチームです。

しかし、組織力なくしては、今の選手層では、優勝は難しい。

速攻のときは、組織的に動けていることが多い印象です。しかし、それだけで優勝は絶対に不可能です。

今のグランパスは、ポジショナルプレーでもなく、プレッシングサッカーでもなく、当然ポゼッションでもない、時代に取り残されたガラパゴスサッカー、と言えなくもない状況です。

今のチーム戦術では、ストイコビッチレベルの、一人で試合を決められるスーパースターがいないと、絶対に優勝できません。

この言葉がフラグになってしまったら、土下座して謝ります。

とはいえ、Jリーグ自体、まだまだレベルは低いので、大番狂わせはありえます。

厳しく書きすぎました。

昨年開幕前、長谷川監督就任に賛成したことは反省しています。

昨年は、サッカーに関しては、マスコミ・ネット情報は驚くほどあてにならないことを痛感した1年でした

マスコミが偏向報道しているのは、ほぼすべてのことがらについてですが。

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