今回は前半戦の選手評にします。主にリーグ戦に出場した選手中心になります。
ユンカー8点 攻撃の中心。前半戦MVPか。
攻撃を作り、得点を決め、ボールキープで安定感をもたらす。
攻撃の絶対的な支柱として、前半戦の名古屋を牽引した。
唯一注文をつけるとすれば、守備時の判断力のみか。
マテウス:7.5点 こちらも攻撃を牽引。守備でも精力的なプレー
フィジカルを生かしたドリブル、キックで相手に脅威を与えた。
途中からやや守備的な役割を与えられるも、こちらもフィジカルとスピードで貢献。
時折見られる持ち過ぎはやはり必要悪なのか。
苦しい場面でのキープもなにげにチームを助けている。
永井:7.5点 運動量とスピードで攻守に貢献。ダイレクトパスが目立った
こちらも運動量とスピード、インテンシティ高く攻守に貢献。
また、ダイレクトパスでのアシストやチャンスメイクが際立った。
フィジカル面だけでなく、状況判断がいい。
森下:7.5点 運動量とスピード、キック精度も向上が感じられる
今シーズン途中から、メキメキとプレーが良くなった印象。
縦へのスピードは名古屋の攻撃の一つの武器になった。
パス、シュートの精度も向上が感じられる。さらにスピードが付けば大きな武器になる。
もう一段上のフィジカルコンタクトの強さも身に着け、代表定着を狙ってほしい。
和泉:6.5点 攻撃でいいプレーを見せる。守備面と状況判断が課題
名古屋にしては珍しいテクニカルなプレーを得意とし、攻撃面で良さを発揮。
反面、WBとしての守備の動き方はまだ改善点が多い。
また、ボールを持ってプレーすることや、テクニックを駆使することを優先してしまい、不必要なときにチーム全体の攻撃のテンポを崩す場面も改善しておきたい。
フィールド全体を見渡した、状況判断力の向上が求められる。その上で必要な場面でのみテクニックを使えるようになれば、一気に選手としてのレベルは上がる。
曲芸的なテクニックをほとんど持たない米本が、状況判断力の良さだけで効果的なプレーを連発しているのを参考にしてほしい。
また、ディフェンシブサードでは安全第一のプレーが必要。
稲垣:7.0点 攻守にハードワークでチームに貢献
運動量、インテンシティの高い守備でチームを支える。
また、攻撃でも相手ゴール前までつめる積極性を見せる。
時折見せたサイドチェンジを含め、ロングキックのレベルを上げれば、大きな武器になる。
シュート機会も多いため、ロングキックの精度、スピードを上げたい。
米本:7.5点 攻守でチームの救世主となった。影のMVP
開幕戦の危機的状況を払拭した、影のMVP的存在。
昨年、レオ・シルバが一手に引き受けたゲームメイクを形は違えど継承した。
相手パスコースを切りながらの中盤での激しいチェイスからのボール奪取、奪ったあとの状況判断に優れたプレーが名古屋を蘇らせた。
縦パスでチャンスメイクを連発した。
藤井:7.0点 スキは多いが1対1の強さと、攻撃面でも良さを発揮
油断する場面が時々あるが、1対1では、高さ、強さ、スピード全てで負けることはほとんどなかった。
また、ドリブルを織り交ぜたビルドアップや、パスやシュートにも成長を感じさせる。
基礎技術はひたすら反復練習をして、さらにレベルアップしてほしい。
相手FWとの駆け引き、スキを見せないことなど、さらにレベルを上げて代表を再度目指してほしい。
中谷:7.0点 高いDFラインをある程度維持。攻守にらしいプレーも見られた
序盤はボロボロだったが、徐々に高いDFラインを維持できることが多くなった。
FWからDFまでの連動性を考えると、DFラインのコントロールと全体のコンパクトさの維持は戦術的な生命線となる。
前に出ての強い守備や、縦パスなど印象に残るプレーも見られた。
丸山:6.5点 及第点のプレー。ロングフィードなどでさらなる活躍に期待
ケガの具合が気になりますが、ここまではしっかりとしたプレー。
他二人よりやや守備力で劣る分、ロングフィードなどでの攻撃面の活躍に期待。
ランゲラック:7.5点 守備面でのMVP。勝ち点の半分はこの男のおかげか
相手シュートの先には必ずこの男が立ちふさがった。と思えるほど、数々のセーブを連発。
ランゲラックがいなければ、負けていてもおかしくない試合も多かった。
さらに、唯一の課題であったキックの精度も向上している印象。
酒井:5.5点 前線からのインテンシティの高い守備がなくなる
昨期見られた、前線からの運動量とインテンシティの高い守備がなくなり、平凡な選手になってしまった。
永井ら他のFWとの比較において、自分の強みを見失ったのかもしれない。
高い守備力が備わって初めて総合力の高いFWになれる選手。
本来であれば今の名古屋のプレースタイルに合致するはずが、レギュラー3人に勝てないことで方向性に迷いが生じているか。
ケガを治し、昨年のプレースタイルの復活を望む。必ず活躍の機会はやってくるはず。
貴田:6.5点 大きな可能性を秘めた存在。あせらずじっくりと成長を
得点が取れる本格派FWとしての素質は十分見せた。
徐々にプレー時間を増やし、じっくりと育ててほしい。
フィジカル面もケガに注意しつつ徐々に強化を。
天狗になることなく、地道に成長してほしい。
内田:6.5点 悪くはないが、特徴も出せなかった。ここからの成長に期待
うまさや、無難なプレーは見せるも、強みを発揮できる場面は少なかった。
WBとしては、攻撃面では裏を狙った縦へのフリーランなどが不足。
守備面でもやや強度に不安が残る。
フィジカル面の強化がレベルアップへの道か。あるいは、ロングフィードや低くて速いクロスなど、キックを武器にすることも考慮に入れてほしい。
長澤:7.0点 ボランチとしてレギュラー二人の活躍を支える
稲垣、米本の控えとして、中盤をしっかり支えた。
特に試合後半などで、相手守備のプレッシャーが落ちる場面では、左右にボールを散らすゲームメイクに冴えを見せた。
ハイプレッシャーの試合での状況判断能力が課題か。
ロングフィードなどキックの武器を作るのは一考の価値ありだと感じる。
野上:7.0点 高い守備力で貢献。攻撃でも惜しい場面も
先発から外れることも多いが、出場した際は高い守備力でチームに貢献。
攻撃でも良さを出した。
ロングフィードなど攻撃面で何か武器を磨くのはありだと感じる。
- ユンカー8点 攻撃の中心。前半戦MVPか。
- マテウス:7.5点 こちらも攻撃を牽引。守備でも精力的なプレー
- 永井:7.5点 運動量とスピードで攻守に貢献。ダイレクトパスが目立った
- 森下:7.5点 運動量とスピード、キック精度も向上が感じられる
- 和泉:6.5点 攻撃でいいプレーを見せる。守備面と状況判断が課題
- 稲垣:7.0点 攻守にハードワークでチームに貢献
- 米本:7.5点 攻守でチームの救世主となった。影のMVP
- 藤井:7.0点 スキは多いが1対1の強さと、攻撃面でも良さを発揮
- 中谷:7.0点 高いDFラインをある程度維持。攻守にらしいプレーも見られた
- 丸山:6.5点 及第点のプレー。ロングフィードなどでさらなる活躍に期待
- ランゲラック:7.5点 守備面でのMVP。勝ち点の半分はこの男のおかげか
- 酒井:5.5点 前線からのインテンシティの高い守備がなくなる
- 貴田:6.5点 大きな可能性を秘めた存在。あせらずじっくりと成長を
- 内田:6.5点 悪くはないが、特徴も出せなかった。ここからの成長に期待
- 長澤:7.0点 ボランチとしてレギュラー二人の活躍を支える
- 野上:7.0点 高い守備力で貢献。攻撃でも惜しい場面も
- 前半戦の好調を反映して軒並み高評価。後半戦にも期待
前半戦の好調を反映して軒並み高評価。後半戦にも期待
以上です。私があまり見られていない選手は書けませんでした。
これから夏場となり、さらに厳しい戦いに突入しますが、各個人のレベルアップと共に、チームとしての組織力を向上させ、上位定着、さらには優勝を目指してほしいと思います。
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