週末にあった試合をざっと見ました。たくさん見たのですが、見ていなかった伊東純也が結構活躍をしていたようです。
三笘薫
ユニオン vs オイペン
まず、復帰戦の三笘ですが、この日はドリブルで違いを作ったりなどの活躍はできませんでした。相手が警戒していたでしょう。どちらかというとダイレクトパスを多用していました。これからコンディションを上げて、レベルアップしてほしいです。身長178cm,欧州レベルのフィジカルコンタクトを身に着けて欲しいところです。
旗手怜央、前田大然
ハイバーニアン vs セルティック
こちら2名も先発でしたが、インパクトを残せませんでした。旗手はパスが敵選手に引っかかることが多く気になりました。時折良いプレーもあったのですが。
前田は持ち前の運動量で精力的に走りましたが、欲しいところへボールがこないことなどもあり、無得点です。プレスのかけ方がまだ他選手と合わせられていない印象です。こちら2人もフィジカル的に強くなって欲しいです。
香川真司、林大地、原大智、橋岡大樹、坂元達裕
オーステンデ vs シント=トロイデン
坂元だけオーステンデ、それ以外がシント=トロイデンです。
香川は途中出場でしたが、他の4名は先発でした。
林、橋岡はフィジカル的に十分通用しています。得点などの結果は出せませんでしたが、しっかり戦えていました。原はもともとサイズが売りの選手なのですが、スピードにやや難ありですね。強さ、高さを重点的に伸ばすのもありかもしれません。いい場面もありましたが、こちらも結果にはつながらずです。
坂元はテクニックなどで見せ場を作りましたが、こちらも決定的な仕事には至らず。互いに守備を突破することはできませんでした。
そして、香川です。57分から途中出場。中盤のプレスもそこまで厳しくないため、ドリブルで運べます。相手DFライン裏へ、狙いが良いパスを何度か通しました。しかし、パスの質は高くなかったです。昔のような相手を抜ききるドリブルも、見られませんでした。ゲームメイクで勝負するなら、ロングパスのレベルを上げる必要があると感じました。守備力やインテンシティは相変わらず低いままなので、攻撃面で違いを作る必要があります。
鎌田大地
フランクフルト vs バイエルン、ケルン vs フランクフルトの2試合を見ました。
得点を重ねているということで、かなり期待して見たのですが、残念ながら期待通りでは無かったです。
まず、これだけ長期間海外でプレーしているにも関わらず、インテンシティの部分で他選手より1段も2段も低いレベルなのに驚きました。オフザボールもジョギングレベルなので、他の選手への負担が大きくなります。周りが全員外国人選手のチームならなんとかなるかもしれませんが、日本代表に組み込むとなると、マイナス面の大きさがプラス面を大きく上回ってしまう気がします。
インテンシティやデュエル、トランジションなどが向上しないのであれば、あえて海外でプレーしなくても、Jリーグでプレーすれば良いのではないか、とも思いました。身長180cmと、極端に小さいわけでも無いのですが。
かつてロシアにいた頃の全く走らない本田選手を見ているようでした。ただ、本田選手には生来のフィジカルコンタクトの強さがあったのですが、それすらない今の鎌田選手はさらに厳しく感じました。
センスやテクニックはあるでしょうが、マイナス面を上回る程のものは感じませんでした。なぜフィジカルをもっと鍛えなかったのでしょうか。もったいない限りです。
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